Androidの多機能ドキュメントビューアアプリ「天下一読」
ドキュメントビューアとして秀逸なインターフェース
近年、スマートフォンが急速に普及してきました。それに伴い、スマートフォンを使って 様々な文書を読む機会が増えてきたと思います。テキストファイルからPDFタイプ、html など様々なタイプの文書です。ところが、タブレット端末ならまだしも、スマートフォン の小さなディスプレイでは文字が見えにくいことが多々あります。また、たとえ文字が見 えたとしても、余白の扱いやページ送りの滑らかさなど、満足できるビューアアプリは決 して多くはありません。そのような中で、読み手のニーズを最大限に満たしてくれるアプリ が、Androidの多機能ドキュメントビューア「天下一読」です。 そのインターフェースは、既存の商用電子書籍ビューアに匹敵する作りになっており、普通 のPDF文書の閲覧でも、あたかも有料で購入した電子書籍を読んでいるかのような操作感に 仕上げられています。
スマートフォンが苦手とするPDFファイルの閲覧も快適
特にスマートフォンでPDF文書を読もうとすると、根本的に文書全体が縮小されて表示される ためフォントが小さくなります。そのため、一部を拡大して読む必要があるのですが、この アプリでは拡大するときのスムーズさがとても快適。また、ページ送りも滑らかで、特定文章 へのマーキング(ハイライト)もロングタップで行えます。余白の設定やフォントサイズなど ユーザーニーズに答えたカスタマイズ性は、大手電子書籍のビューアと互角といえるでしょう。 さらに、PDF文書を途中で読み終えてアプリを終了しても、再閲覧の時には前回読んだページを 記憶しているため、利便性が非常に高いです。
様々な電子ドキュメントフォーマットに対応した万能ビューア
なお、Officeファイルにはまだ対応していないようですので、この部分が対応されることが 今後望まれます。それでも、PDFだけでなくEPUB、またJPEGなどの画像フォーマットにも対応 しており、このアプリ一つあれば、ビューアとしての役割を存分に果たしてくれるでしょう。 電子書籍事業者がリリースしているビューアを使うのもよいのですが、今後電子書籍分野の競争 が激しくなっていき、撤退する事業者も少なからず出てくると思われます。そのため、事業者 独自のビューアも、ひょっとしたら事業撤退とともにコンテンツも含めて消えてしまう可能性 も想定できます。そういったことからも、様々なドキュメントを扱える汎用性の高いビューア というのは、とても貴重な存在だと言えるでしょう。